新年明けましておめでとうございます。
本年も変わらぬご支援・ご指導のほど、宜しくお願いいたします。

さて、新年恒例の常陸太田市賀詞交歓会へ出席し、以下のご挨拶を申し上げました。

“当たり前がもう無い”
今までの経験則が通用しない時代が来た!
日本は自動車用プラグの分野に於いて世界の4割を制したが、トヨタは「2050年までにエンジンだけで走る車をほぼゼロにする」と発表しました。日本特殊陶業はプラグの危機に、プラグ製造技術を応用して歯科医用の人工骨(歯磨き粉の様にチューブから出ると固まる)を開発しました。
また、流通の分野では、アマゾンなどの巨大企業のもっと早く配送したいという要請に少子化時代の日本がついていけなくなって来ました。需要に追いつくだけの人が集まらないのです。そこで北海道のとあるライバルメーカー数社(ハウス、カゴメ、味の素)が配送、流通だけは集約化し一緒にする事で人手不足の解消が計れた。そんな記事がありました。

中国の”木材資源の違法な輸入”が話題になっています。
木材業会も合法木材が当たり前になってくると、それを証明する機関が近くにある事が大変重要になってきます。森林組合などの組織が重要になります。

農業も”個人の農業者が集団になる”。
各々の強みを活かさねば生き残れない時代がきている。

イノシシの問題もさらに深刻になってきました。
みんなの問題として、考えることが大切です。箱わなを地元の業者が安価に作れるように、特許をお借りできるよう、県の職員に探していただきました。人と動物と自然が共生する。そんな社会を目指していきましょう。

今やIoTの時代です。IoTを否定はしませんが、すべては”人”が使うもの。
人の教育と人の連携が近未来を制していく。一歩先より、半歩先。ユックリとしているが、人を大切にし前に進む。そんな独自の”常陸太田らしい歩き方”を模索する年にしたいと思います。
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